凡人のブログ

ほぼ独り言です。

働きたくはないが内定は欲しい

僕は現在大学4年生で、就活中だ。いまだに内定をもらえていない。世間的に見れば、そこそこ頭のいいとされる大学に通っているので、周りの人たちはみんな一個か二個は内定(まだ内定を出してはダメな時期だから内々定になるのか?)を貰っている。

 そんな環境にいると、かなり強い焦りを感じる。早く内定をもらわなきゃいけない。毎日そんなプレッシャーを感じている。

 しかし、よく考えてみれば、僕は別にそんなに働きたいわけじゃない。というより、働かずに食っていければそれが本望だ。それなのに、なんでこんなに内定が欲しいんだろうか。考えてみれば不思議な話だ。

 こんなことをぼんやりと考えていたら、内定が欲しいということと、就職したいということは、なにか違う次元の話のような気がしてきた。

 ほとんどの就活生は、働きたくないと思いながら、内定を求めているだろう。それには、働かなくては食っていけないという、現実的な理由もあるが、それ以上の理由もあるような気がする。内定をもらうという事には、なんとか食い扶持を確保することができたという事以上の意味があるような気がするのだ。

 エントリーシートを送り、何回か面接をするという作業の中で、採用担当者が就活生の何を見ているのかというと、コミュニケーション能力や人間性だろう。それらが、その会社で働く上で、申し分ないと判断された場合、内定が出される。

 つまり、内定というのは、食い扶持が確保できたという保証であるだけではなく、世間的に使える人間、認められた人間という証明書みたいなものなんだろう。いまだに内定がもらえていない僕は、その証明書を貰えていないことになる。

 こんな駄文を書いていないで、人間性を磨くべきか。