凡人のブログ

ほぼ独り言です。

エントリーシートはどこまで嘘が許されるのか?

今回は、就活において、必ず書かねばならないエントリーシートに、どこまでの嘘なら書いても許されるのかという事を考えてみたい。

 一般的に言って、嘘なんか書かないほうが良いに決まっているが、全く嘘を書いていない就活生なんか、ほとんどいないだろう。大半の就活生は、多かれ少なかれ、エントリーシートに嘘を書いている。特に、性格など客観的な判断が難しい項目には、自分をよく見せるような嘘が書かれがちである。

 そこで、どこまでの嘘ならOKなのかを考えてみることにする。

 よく、就活ハウツー本なんかで書かれているのは、1を10にする嘘はOKだが、0を1にする嘘はNGだということだ。つまり、自分が一応は経験したことがあることを大げさに表現するのは許されるが、経験してもいないことを書くのはダメという事だ。確かに、この判断基準は適切なような気がする。バイトした経験をしたことがある人が、自分はバイトリーダーだったと書いたり、サークルに入っていた人が、副部長だったと書くのは嘘であっても許されそうだが、やってもいないバイト経験を書いたり、入ってもいない部活経験を書くのは完全にアウトな感じがする。

 しかし、この基準には一つの大きな盲点がある。それは、性格などの、経験以外のことにはあてはめられないという事だ。就活では、社交的で積極的な人間が求められるが、社交性や積極性というものを測る客観的な物差しはない。つまり、主観的に、その人が自分を社交的で積極性があると思っている限り、たとえ外から見ればその人がどんなに内向的で消極的に見えたとしても、嘘にはならないのだ。

 ここまでの話をまとめると、エントリーシートに、自分が経験したことを誇張して書くのはOKで、経験してもいないことを書くのはNG、性格などについては自覚していることなら、客観的にみて違うように見えても書いてOKということになる。

 僕はエントリーシートに自分が積極的な性格だと書くが、それはセーフなのだろうか。自分の胸に聞いてみたらアウトなような気がしてきた。